京都西山の自然の中でさまざまな体験やものづくり。楽しく学び、遊べる

野鳥を楽しむ

自然との共存をめざして

京都府内で深刻になっているナラ枯れ。この野鳥遊園も例外ではありません。また、山林が手入れされること無く放置され、樫や椎などの常緑高木樹が山を覆い始めていることも問題となっています。

我々のご先祖の時代、毎日の煮炊きやお風呂など、また冬の暖は山から樹木を伐採して、薪や炭を作って利用していました。昭和の高度経済成長の時代、それらの暮らしは一変し、ガスや電気、石油などに切り替わり、里山へ入って樹木を伐採するなどの手入れをする人が激減しました。山は樹木が生い茂り、落ち葉が堆積し、下草も生えない暗い森に変わっていったのです。松が枯れ、ナラが枯れ、色々な樹木が姿を消して行きました。

このままでは良くない。何となくそんな思いでいた人が自然と集まり、ナラ枯れの樹木の伐採を始めました。伐採した樹は細かく刻み、薪にしました。施設内の冬の暖房はそれまで石油ファンヒーターでしたが、地球温暖化の問題もあり、バイオマスエネルギーへと転換を図り始め、1年目は京都ペレットを利用するペレットストーブを京都市のデモとして設置しました。今シーズンは薪ストーブへ変更し、園内で作った薪を利用しています。遠赤外線のためか、体が芯から温まります。とても暖かいですよ。このストーブの設置は有志の方々のちょっと得意な能力を寄せ集めて行いました。

枝を剪定した後、樹木は新しい芽を沢山吹かせます。その後、光の取り合いが各枝の間で行われ、光を受けることが出来た枝が残り、陰になってしまった枝は枯れて落ち、徐々に淘汰されます。

ボランティア募集

桂坂野鳥遊園では来園者の有志の方々により、山の手入れや園内の修繕など、施設の改善に取り組んでいます。我こそはと思われる方、ちょっと興味がある方、是非お越しください。平日の午後を中心に、だいたい毎日何かの作業をしています。


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